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庭でバーベキューをしても良い?注意点やトラブル回避の7つの対策

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バーベキューが好きだったり、海外ドラマのホームパーティーの様子を見たりすると、庭でバーベキューをすることに憧れを持つ人も多いのではないでしょうか。庭でバーベキューをするメリットもありますが、注意しておかなければならないこともあります。

メリットや注意点を始め、トラブルに発展することなく、円満に楽しむための対策方法について解説していきましょう。

庭でバーベキューをする3つのメリット

バーベキュー

庭でのバーベキューには、公園やキャンプ場にはないメリットがあります。具体的なメリットを3つご紹介していきます。

どんな良さがあるのかを知りたい人はチェックしてみてください。

【メリット1】手間や時間がかからない

庭でバーベキューをするメリットと言えば、まず時間や手間がかからないことが挙げられます。一般的にはバーベキューができるスペースのある公園やキャンプ場に足を運ぶものですが、庭ならそういった場所に出向く必要はありません。

コンロやグリル、炭を始め、食材も運ばなければならないですから、出先でバーベキューをするとなれば相応の手間がかかります。庭先であれば、道具や食材を手軽に運べますし、忘れ物をしてしまった場合、改めて買い出しに行ったり、遠くの自宅まで取りに行かなければならなかったりといったリスクもないのが魅力です。

【メリット2】細かなルールがない

庭でのバーベキューは、公園やキャンプ場のように細かなルールが定められているわけではありません。場所にもよりますが、多くの会場では「水道で食器を洗ってはいけない」、「ごみは持ち帰る」といったルールが設けられています。

自宅の庭先では細かな決まりごとに従わなければならないわけではないため、ルールを気にせずにバーベキューができるのもメリットと言えるでしょう。

【メリット3】暑さ対策がしやすい

バーベキューをするのは主に夏ですが、公園やキャンプ場のような場所だと暑い日差しや気温に悩まされることが多いです。氷や冷たい飲み物を持ち込んで体をある程度冷やすこともできますが、持ち運べる氷には限りがありますし、クーラーボックスから取り出せばすぐに溶けてしまいます。

自宅でバーベキューを行うのであれば、暑くなったときには我慢せずにクーラーや扇風機で暑さを和らげることができますし、氷も簡単に用意できます。日差しを避けるために家の中へと避難できますから、熱中症や日射病の対策もしやすいです。

庭でバーベキューをする際の注意点

不満を抱く男性

庭でのバーベキューにはルールや制限が明確に設けられているわけではありませんが、自宅の敷地内ならどんなことをしても許されるというわけではないです。実施するなら考えなければならないのは、ルールではなく、ご近所への配慮やマナーになります。

楽しんでいる側としては自覚しにくい問題ですが、ご近所からしてみれば、騒音やニオイを迷惑に感じてしまいやすいものです。洗濯物を干している家庭では、煙のニオイが付着してしまって洗い直すことになったというケースもあります。

このような問題からご近所トラブルに発展してしまい、激しい口論になったり、二度と自宅でバーベキューを楽しめなくなったりすることもありますから要注意です。最悪の場合、警察や消防車を呼ばれたり、裁判に発展したりすることもあります。

騒音や迷惑行為として損害賠償を支払うことになる可能性も否定はできませんから、トラブルに発展しないように配慮する必要があるでしょう。

そもそも庭でバーベキューをするのはあり?

疑問に感じる女性

法的に「庭でバーベキューをしてはいけない」と決められているわけではありません。しかし、近隣住民からしてみれば、騒音やニオイを迷惑に感じやすいことであるのも事実です。一方で、庭でのバーベキューの良さに共感してくれる人も少なからずいます。

庭でバーベキューをするうえで大切なのは、ご近所の理解を得られるかどうかです。トラブルなく楽しみたいのであれば、ご近所の人達が不満を抱かないように配慮する必要があります。十分に配慮したうえであれば、大きなトラブルに発展するような事態は避けられるでしょう。

庭でのバーベキューを避けたほうが良いケース

手でバツをつくる女性

基本的にはご近所の理解を得られれば庭でも問題なくバーベキューはできますが、避けたほうが良いケースもあります。どんな場合だと止めておいたほうが良いのかを把握し、当てはまる場合は避けることをおすすめします。

庭での実施を避けたほうが良い2つのケースについてご紹介していきましょう。

既に注意されたことがある場合

まず、過去に庭でバーベキューをして、既に注意されたことがある場合です。再三注意されているにも関わらず、構わずバーベキューをしてしまうと、近隣住民の怒りはさらに高まってしまいます。

前に注意されたのにバーベキューをするとなれば、ご近所の人からは「強硬手段に出なければ反省しない」と思われかねません。そうなれば、警察を呼ばれたり、裁判沙汰になったりする可能性は高まります。

注意されたことがあるけれど、どうしても庭で実施したいというのなら、説得を試みる必要があるでしょう。

賃貸物件に住んでいる場合

賃貸物件には一軒家や専用庭の設けられている建物がありますが、賃貸なら庭でバーベキューをするのは止めたほうが良いでしょう。特に、アパートやマンションの専用庭は、共用部扱いですから要注意です。

共用部分には管理規約という使用上のルールが設けられており、バーベキューや火を使う行為が禁止されていることもあります。管理規約で定められている場合はルールに従わなければなりません。庭だけではなく、ベランダやバルコニー、駐車場も同じく共用部分に該当しますので注意しておきましょう。

トラブルに発展しないための7つの対策方法

バーベキューを楽しむ人達

庭でのバーベキューでトラブルに発展しないようにするためには、近隣の住民からの理解を得るか、迷惑がかからないような対策をするしかありません。具体的な方法としては7つあります。

トラブルを避けながら円満に実施したいのであれば、ぜひチェックしてみてください。

【対策1】日頃からご近所の人と交流する

ご近所付き合いがあり、親しい間柄であれば、庭でバーベキューをしても快く了承してくれる可能性は高まります。核家族化によってご近所との交流がなかなか難しいと思うかもしれませんが、子どもの学校行事や地域のイベントに参加していれば関わる機会はできるものです。

普段から交流していれば、庭でのバーベキューの理解を得られるだけではなく、何かあったときの助け合いもできます。日頃からご近所の人達と親しい関係を築くメリットは大きいと言えるでしょう。

【対策2】前もって挨拶をする

前もってバーベキューをすると伝えていれば、ご近所の人からの理解を得やすくなります。伝えられた側は予定に合わせて洗濯物・布団を干す日付や時間帯を変えることができますし、窓を閉め切って煙が家の中に入らないように対策できます。

直前に伝えても迷惑に思われやすくなってしまいますから、少なくとも数日程度の余裕は持たせると良いでしょう。留守で直接伝えられないという場合は、連絡先を知っていれば電話やメール、知らなければポストに手紙を入れておくことをおすすめします。

【対策3】ご近所の人も招待する

参加者に「会社の集まり」や「家族水入らずで」といった制限をしていないのであれば、ご近所の人を招待するのも手です。バーべキューをすると聞いても、料理をご馳走になれると聞けば、嫌な気持ちになる人は殆どいないものです。

一緒に盛り上がることで、参加した近隣住民は騒音や煙があまり気にならなくなるという利点もあります。バーベキューを通して会話も弾みますから、ご近所の人との仲を深めるきっかけ作りにもなるでしょう。

【対策4】煙の出ないタイプのコンロを使う

バーベキューというと煙が沢山出るものというイメージが強いかもしれませんが、煙が出にくいタイプのコンロやグリルもあります。中には、炭火による煙を全く出さないタイプのコンロもありますので、ご近所に煙が届くのが気になるという場合は使ってみると良いでしょう。

実際のところ、煙やニオイを迷惑に感じるケースは多いです。苦情の原因となりやすい煙の対策ができれば、ご近所の人も不満には感じにくくなります。

【対策5】防音性のあるフェンスを取り付ける

費用面に余裕があるのなら、庭に防音性のあるフェンスを取り付けるという方法があります。定期的に庭でバーベキューをするのであれば、取り付けるメリットは大きいでしょう。

防音性のあるフェンスは外に騒音が漏れにくくなりますし、外側の騒音対策にもなります。視覚的にも保護されるため、プライバシーを守りたいという家庭にとっても重宝するでしょう。

バーベキューで気兼ねなく盛り上がりたいのであれば、防音フェンスの設置を検討してみてください。

【対策6】サンルームで実施する

庭ではなく、サンルームでバーベキューをするという手もあります。屋内であるため、騒音や煙で迷惑をかける心配はありません。屋根がついていますから、天候に左右されることなく実施できるのも魅力です。

ただ、サンルーム内にニオイが充満したり、ガラスに油汚れが付いてしまったりといった問題もあります。煙が出ないコンロを使用したり、換気を徹底したりする必要があるでしょう。

【対策7】夜遅くまではしない

夜に騒いでいるとご近所の迷惑になりやすいため、庭でバーベキューをするのなら、なるべく日中に行うことをおすすめします。特に、夜遅くまで庭で話していると、寝ている近隣住民の迷惑になりやすいですから要注意です。

日中であれば、外出している家庭も多いですから、迷惑にはなりにくいでしょう。一般的に家族でくつろぎ始める時間帯である夕方までにはお開きにするのがベストです。

バーベキューは近所に配慮しながら行おう!

庭でバーベキューを実施するのであれば、ご近所への配慮が必要不可欠です。バーベキュー自体が法的に罰せられることはなくても、迷惑行為だと思われやすいため、十分に注意しておきましょう。

ご紹介してきた対策方法を参考に、ご近所への配慮を心がけてみてください。近隣住民の理解をきちんと得たうえで、庭でのバーベキューを満喫しましょう。

この記事のポイント
  • 庭でのバーベキューは気軽に楽しめるうえに暑さ対策もしやすいメリットがある
  • 庭で実施するのは法律違反ではないが、ご近所から苦情があったり、トラブルに発展したりする可能性がある
  • 円満に楽しむためにはご近所への配慮が必要!